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国立病院栄養研究学会

栄養士の活動

伊予の細道ゼリーはじめました
 四国がんセンターは緩和ケア病棟(25床)を含む405床、20診療科を標榜する「がん専門病院」です。愛媛県のがん拠点病院としての位置づけを担っています。
 平成18年に松山市街地より移転し、移転と同時に「坊っちゃん食」をはじめとする「がん副作用対策食」を構築しました。現在も抗がん剤・放射線治療に伴う副作用症状や病状の進行で食べられない患者の状態にあわせて、「がん副作用対策食」やセットメニュー、選択食等の食事を駆使しながら提供しています。
 それでもなかなか食が進まない状況もあり、毎日の食事に変化をもたせ、少しでも食事を楽しんでいただきたいという思いから、当院オリジナルデザートの提供をはじめましたのでご紹介します。
 当院には「伊予の細道」という散歩コースがあります。四季折々の花々や樹木には果実が実る患者にとっての癒しの場所になっています。
 伊予の細道には桃の木が植樹されており、移転から数年たった今では小ぶりながらもたくさんの桃が実るようになりました。病院幹部から収穫して患者へ提供できないかという提案をいただき、毎年栄養管理室スタッフが鳥にとられないよう、雨にも負けず収穫しています。
 最近では、桃の成長を他部署のスタッフから情報提供があるようになりました。
 ただ収穫量に限りがある桃を多くの患者へ提供するためには・・・と栄養管理室内で検討した結果、調理師よりコンポートにした桃をゼリーにしようという提案があり、ほとんどの患者(一部の食種は除く)に提供することができました。
 まさに無添加・無農薬の「伊予の細道ゼリー」に対し、治療で食欲が低下している患者も「このゼリーは唯一食べられました」 「伊予の細道を散歩したとき、桃の木を探してみます」と嬉しいメッセージが届いています。
 患者にとって、食の満足を得られること、心の癒しになるような取り組みを
 これからも「できることからコツコツ」と取り組んでいきます。

                             NHO四国がんセンター