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国立病院栄養研究学会

栄養士の活動

ベッドサイドに届けよう!美味しい食事と私たちの笑顔ワゴンサービス&特別メニューのご紹介

 当院は292床の地域の急性期医療を担う病院であり、佐賀県唯一の総合周産期母子医療センターです。

 私たち管理栄養士は、患者さんにやさしい病院を目指し、委託調理従業員(給食業務は全面委託)と協力し治療の一環である質の高い食事の提供に取り組んでいます。入院中であっても食事を楽しんでいただけるよう、平成26年5月からワゴンサービス、6月から特別メニューを開始しました。
 ワゴンサービスは、各病棟・月1回、提供日当日の食事提供者(流動食・検査食等除く)を対象としており、昼食時に委託栄養士・調理師が中心となって移動ワゴンで季節のデザートを配食します。患者さん一人一人に声をかけ、食種に応じた手作りデザートを提供しています。7月のワゴンサービスは、「フルーツジュレ」を提供、エネルギーコントロールが必要な患者さんには「フローズンフルーツ」、形態調整食の患者さんには「マンゴージュレ」を提供しました。食事摂取量が低下していた患者さんから、「栄養管理室の皆様、フルーツジュレ大変美味しかったです」の手紙が届き、病院管理栄養士・委託調理従業員一同、患者さんに美味しく食べて頂けてことに喜びとやりがいを感じました。平成27年3月は「桜の和菓子 練りきり」を提供、エネルギーコントロールの患者さんや塩分コントロールの患者にもおいしく召し上がっていただくために、試作を重ね、形態調整食の方には桜ようかんを提供しました。入院中の多くの患者さんやご家族に春を感じていただけるよう、移動ワゴン車も桜で飾り付けし配食を行いました。これからも、患者さんの声に耳を傾け、一歩ずつより良いワゴンサービスを提供できるよう栄養管理室スタッフ一同取り組んでいきたいと思っています。
 次に特別メニューです。こちらは一般食を召し上がっている患者さんが対象です。月1回の昼食時に、別途食事代800円を患者自己負担としていただき食事を提供しています。季節の食材を中心に和食メニューと洋食メニューを準備し【写真4】、希望のメニューを患者さんから選択していただきます。当日は、配膳から下膳まで委託栄養士・調理師がベッドサイドで行い、患者さんとコミュニュケーションをとりながら、デザートの配膳時間や下膳時間を調整します。食後に「美味しかった、大満足」「量が多かった」などのいろいろなご意見を頂き、次回の特別メニューに活かしています。
 このような取り組みに、病院管理栄養士はもちろん、委託栄養士・調理師から「患者さんから直接感謝の言葉を頂き、こちらが笑顔になった」「患者さんと直接話す機会がなかったので、貴重な経験になった」「業務のモチベーションに繋がっている」と前向きな言葉がきかれます。今後も更に、ワゴンサービス・特別メニュー、普段の病院食の充実を図り、患者さんの笑顔を増やし治療に貢献できる食事提供に努めていきたいと思っています。
                      佐賀病院 戸田 美年